大型個別受注品の組立工程期間を最短化するには, 対象製品の組立に割り当てられた作業者全員を, 全ての各組立工程に投入させて作業遂行することが可能な場合, 直列にした組立工程で編成することが有効であり, 作業者全員を投入することは可能であっても, 必ずしも全ての各組立工程に投入できない場合には, 必要最小限の並列工程を直列工程に加えて編成することが, 有効であることがわかった.この考え方を基礎として, 作業者全員を投入することが不可能な場合について考察し, 直列工程と並列工程の比較の場合, 双方の工程において投入可能な作業者数の多い方を, また並列工程同士の比較の場合, 各並列工程期間の日程期間のバランス度合いの高い方を選定し編成することが, 有効であることを明らかにした.
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