2025 Volume 98 Issue 7 Pages 176-178
近年,環境対応(脱炭素化,エネルギー問題)など地球規模で世の中が目まぐるしく変化しています。これらは経済のみならずわれわれの生活様式にまで多大な影響を与えています。同様に色材や界面制御に関する研究においても,この大きな社会変化への適応が求められています。そこで本誌では,小特集企画として「色材や界面制御に関する今後の動向」と題し,当分野において最先端で活躍される方々にインタビューを行い,今後の研究動向や社会動向などに関するお考えを不定期の連載形式で紹介しています。
今回はその第4回目として,色材の研究に関して幅広い経験・知識をお持ちである広島大学の大山陽介教授にインタビューを行いました。大山先生は有機化学などがご専門で,現在は有機色素の合成および物性評価,そして多岐に渡る応用検討など,新たな研究分野開拓を目指して色素の新機能を発掘することに日々,挑戦されております。