園芸学研究
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栽培管理・作型
被覆条件下のベッド栽培におけるカキ‘刀根早生’と‘新秋’の結実に及ぼす摘蕾および人工受粉の影響
文室 政彦
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2003 年 2 巻 3 号 p. 179-182

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抄録
被覆条件下のベッド栽培における‘刀根早生’と‘新秋’の安定生産を目的に,結実に及ぼす摘蕾と人工受粉の影響を検討した.
‘刀根早生’の結実には摘蕾処理の効果が大きく,人工受粉でも結実促進効果が認められた.
‘新秋’の結実には受粉が必要であり,花粉の希釈倍率が高いほど結実率と種子数が低下した.‘禅寺丸’花粉は10倍希釈でも比較的結実率が高かったが,‘西村早生’花粉と‘サエフジ’花粉ではやや低い傾向がみられた.花粉収量は‘禅寺丸’が最も多かった.摘蕾と人工受粉との併用により,結実率が向上した.
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© 2003 園芸学会
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