SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
6 巻, 1 号
SPring-8 Document D2018-004
選択された号の論文の34件中1~34を表示しています
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  • 本多 定男, 橋本 敬, 森脇 太郎, 池本 夕佳, 木下 豊彦
    2018 年6 巻1 号 p. 141-144
    発行日: 2018/01/25
    公開日: 2021/01/15
    ジャーナル オープンアクセス
    犯罪現場において犯人が無意識に遺留する微細証拠物件は犯行を立証する証拠として非常に重要であるが、その中でも繊維は、殺人のみならず傷害、交通事犯、迷惑防止条例違反等、極めて多くの罪種に関係している。法科学分野においては、微細な証拠であればあるほど、再鑑定の必要性から証拠物をそのまま残す非破壊的な鑑定手法が望まれる。そこで、赤外放射光を利用した顕微FTIR分析により、単繊維の標準試料等を非破壊で分析した。その結果、赤外放射光の高輝度性が優位に働き、S/N 比が高く、吸収度の飽和現象が少ないIRスペクトルを得られた。
  • 本多 定男, 橋本 敬, 森脇 太郎, 池本 夕佳, 木下 豊彦
    2018 年6 巻1 号 p. 145-149
    発行日: 2018/01/25
    公開日: 2021/01/15
    ジャーナル オープンアクセス
     科学鑑定のもっとも重要な対象のひとつに自動車塗膜があり、構成する各層について赤外分光分析を実施してデータベースと照合することにより車種を推定することが可能になる。
     全国各警察の科学捜査研究所では、自動車塗膜を研磨したうえ各層から微量を採取し、グローバー光源の顕微フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)により分析しているが、微細・僅少になるにしたがって採取して分析に供するのが難しくなり、また分析が可能であってもノイズレベルが高くなり、データベースとの照合でヒット率が大きく低下する。まして、擦過状に付着したものについては層状部分が発見が困難で、まったくお手上げの状態である。
     そこで、広がりが小さく、桁違いに強度が高い赤外放射光分光分析に着目し、アパーチャで 2 µm に絞ったマッピング分析により極小の擦過状自動車塗膜の分析手法について検討した。
  • 高垣 昌史, 井上 大輔, 古川 行人, 本間 徹生
    2018 年6 巻1 号 p. 150-152
    発行日: 2018/01/25
    公開日: 2021/01/15
    ジャーナル オープンアクセス
    BL14B2において開発を進めている遠隔XAFSシステムの基盤である MADOCA が MADOCA2 にバージョンアップしたのを受けて、遠隔XAFSシステムを構成する、自動試料搬送、Quick XAFS測定、および自動光学調整プログラムの MADOCA2 への移行、および動作試験を行った。
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