関西造船協会講演概要集
平成16年度関西造船協会春季講演会
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トランサム船尾形状設計に関する一考察
*山野 惟夫楠 芳一鞍谷 文保小川 武範池渕 哲朗舩野 功
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p. 000004

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抄録
トランサム船尾形状の設計は現在でも尚容易ではない.本論文では,著者らがこれまでのトランサム船尾に関する研究で得た成果の実用化の一つとして,トランサム船尾形状設計方法の開発を試みている.その結果,次の特徴を持つ一つの方法を提案している:1)船尾造波抵抗と深く関係する3つの要素を,トランサム船尾形状を現す要素として選んでいること.2)往航と復航とで喫水が異なる船舶のトランサム船尾をも取り扱うことができること.その方法に必要な資料を得るために一連の模型試験を行っている.最後に,その有効性を示すために,その方法によるトランサム船尾形状の1設計例を示している.
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© 公益社団法人日本船舶海洋工学会 2004
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