2000 年 9 巻 3 号 p. 322-326
酸素濃縮器にオキシメーターなどを組み合わせたモニター装置を使用し,在宅酸素療法(HOT)の症例,在宅NIPPV(noninvasive positive pressure ventilation)中の症例を対象に,その有用性,問題点などについて検討した.冬期の朝の測定時に,臨床的に判断すると,測定が不正確になることがあり,夏季には観察されず,寒さのために,脈波が小さいためと考えられた.在宅NIPPV症例での検討では,NIPPVによる臨床症状の安定のためか,必ずしもモニターリングの有用性を示せなかった.