日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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ワークショップⅣ
特発性肺線維症に対する多面的評価と呼吸リハビリテーション
西山 理東田 有智谷口 博之
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2011 年 21 巻 3 号 p. 232-236

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抄録
特発性肺線維症(IPF)において6分間歩行検査の諸指標,日常の呼吸困難感,健康関連QOLなどの多面的な評価が重要となってきている.
IPFに対する呼吸リハビリテーションについては有効性が示されてきており,運動耐容能,健康関連QOLを改善する.日常の呼吸困難については比較試験での有効性はいまだ示されていない.現時点では積極的に呼吸リハビリテーションを行う意義はあると考えられるが,多面的な評価による効果判定が重要である.
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© 2011 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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