MHC-SF-J(日本語版Mental Health Continuum Short Form)を患者報告アウトカムの幸福度指標として用いることの実現可能性を検討した。対象は炎症性腸疾患(IBD)患者とした。MHC-SF-J指標の測定にはウェブベースの質問票を用い、確認的因子分析で適合度、信頼性と妥当性を60歳以上健康な成人と比較し評価した。その結果、3因子2次因子モデルが最も高い適合度を示した。参加者はIBD患者557名で、男性が65.7%(平均年齢52.7歳)、女性が34.3%(平均年齢45.6歳)であった。回答率は100%、継続率は99.8%であった。MHC-SF-J指数の平均値は23.4点(総得点70点中)であった。本研究で評価したMHC-SF-Jは、IBD患者における患者報告アウトカムを電子化するための指標として実行可能であると結論づけた。