SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section B
き裂先端特異応力場における局所応力測定系の開発
木村 英彦瀬戸山 大吾山口 聡高原 稔小島 由梨秋庭 義明
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2016 年 4 巻 2 号 p. 255-258

詳細
抄録
機械部品では応力集中部の局所的な応力が強度や寿命を支配する場合が多く、特に疲労き裂先端の特異応力場における局所応力の実測が重要である。本課題では放射光回折法により微小領域の応力を測定する実験系を構築した。鋼の表面においてき裂先端および遠方の応力を測定した結果、き裂先端部では約8倍の応力となり特異応力場の傾向が得られた。今後、応力分布の実測や照射領域が測定応力におよぼす影響の検討などを行う。
著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top