生産研究
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調査報告
平成19年能登半島地震における木造住宅の被害
腰原 幹雄福本 有希松田 昌宏
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2008 年 60 巻 2 号 p. 132-137

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抄録
 平成19年能登半島地震の木造住宅の被害調査を通して, 木造住宅の耐震要素と被害の関係を整理した.今回の地震でも, それぞれの木造住宅の損傷の原因は, これまでの地震の被害原因とほとんど同じものであり, 垂れ壁付き独立柱では, 解明されつつある耐震要素のさまざまな被害形式が観察された.こうした構造的欠陥は, 耐震改修などで十分補えるものであることも実験などで実証されつつある.あらためて耐震診断・耐震補強の早急な普及が重要であることを実感させられた.[本要旨はPDFには含まれない]
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© 2008 東京大学生産技術研究所
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