抄録
長期的な視点にたち、環境問題や社会的課題の解決に積極的に取り組む企業に投資しようとするESG投資の機運が高まっている。わが国では、2014年にスチュワードシップ・コード、2015年にコーポレートガバナンス・コードが策定されているが、ESG投資の動きは海外が先行しており、日本はようやく取り組みが始まったところだ。今後、日本がESG先進国となるために、解決していかなければならない課題とは何か。そして企業や投資家には何が求められているのか。これまで日本のESG投資をけん引してきた5人の識者の言葉から、解決の糸口を探る。