日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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イブニングセミナーⅢ
スパイログラムから何がわかるか?
木村 啓ニ
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2006 年 15 巻 4 号 p. 568-572

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抄録

スパイログラムは肺機能検査のなかで最も基本的検査で,換気能力を計測する.%肺活量と1秒率から閉塞性または拘束性換気障害を検出し呼吸器疾患の診断に役立つ.また,慢性閉塞性肺疾患や気管支喘息など各種疾患の重症度を判定し,重症度に応じて治療法を決定し治療効果を判定できる.呼吸機能障害の認定や級別判定,塵肺の重症度認定にも必須である.プライマリーケアにおいてスパイログラムの理解と実施はきわめて重要である.

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© 2006 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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