日本生物学的精神医学会誌
Online ISSN : 2186-6465
Print ISSN : 2186-6619
治療経過からみた緊張病の考察
八田 耕太郎
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ジャーナル オープンアクセス

2010 年 21 巻 1 号 p. 9-12

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抄録
緊張病の診断に関する議論は,抗精神病薬の登場から 20 数年遅れて認知された悪性症候群との異同に関する生理学的・生化学的議論に発展し,それに伴ってベンゾジアゼピンと ECT が第一選択で抗精神病薬は避けるべきといった治療論の流れにつながる。その是非も含めて,自験 50 例の治療経過の検討から,診断・治療両面の国際的な議論に向き合ってみたい。
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© 2010 日本生物学的精神医学会
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