2025 年 2025 巻 BI-026 号 p. 05-
近年,防災・減災の重要性の高まりとともに,企業経営においても災害レジリエンスを強化するための定量的なBCP(事業継続計画)策定が求められている.本研究では,フィリピンの複数都市を対象に,道路ネットワーク分析を用いて災害時の道路寸断がLPガスの復旧点検時間に及ぼす影響を評価し,定量的な指標を構築する.これにより,各都市の地理的特性に応じた実効性のあるBCP立案を可能にし,LPG事業者のレジリエンス強化の支援,ならびに災害に強い地域づくりに貢献することを目指す.