人工知能学会第二種研究会資料
Online ISSN : 2436-5556
STEM教育における数学モデル獲得のための「ハイブリッド実験数学」導入提案
横山 重俊
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2024 年 2024 巻 KSN-035 号 p. 03-

詳細
抄録

STEM教育では現実事象を整理し,現実モデルを得て,それを数学化し数学モデルとして捉え,それを数学処理することで数学的結果から現実事象への翻訳を行う,というサイクルに着目されている.しかしながら教育的な観点からは数学モデルを根付かせるフェーズもSTEM教育の基礎として重視する必要がある.本稿では,このフェーズの実現のために,物理的な実体を伴った空間内で身体を使って行う実験数学,紙と鉛筆や黒板とチョークを使った実験数学,そしてコンピュータ上で数学ソフトウェアを活用した実験数学の三つの実験数学を連携させた数学教育方法として報告者が提案する「ハイブリッド実験数学」を導入することを提案する.

著者関連情報
© 2024 著作者
前の記事 次の記事
feedback
Top