総合健診
Online ISSN : 1884-4103
Print ISSN : 1347-0086
ISSN-L : 1347-0086
健診判定医の許容変動幅
―アンケート結果から―
田内 一民堀木 成子谷崎 隆行勝又 俊郎
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 29 巻 5 号 p. 867-871

詳細
抄録
一次予防のためには症状の出る前に検査データの変動を病的状態に向うサインとして捉える必要がある。各健診センター判定医に検査値が変動したと解釈する変動幅についてアンケートを行った結果, 判定医の個人差は大きく, 検査データが有効には利用されていないと思われる施設もある。生活習慣病予防には判定医の許容変動幅を小さくすること, また項目別, 個人別に変動幅を設定するなど積極的に一次予防の動機付けを行わなければならない。
著者関連情報
© 日本総合健診医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top