A CASE OF ACINAR CELL CARCINOMA OF THE PANCREAS WITH INTRADUCTAL GROWTH DIAGNOSED BY ENDOSCOPIC ULTRASOUND-GUIDED FINE NEEDLE ASPIRATION BIOPSY

Masaya WADA; Yoshihiro OKABE; Shuji YAMAMOTO; Naoya KIMOTO; Akihiko OKADA; Chiharu KAWANAMI; Yukinobu TAKIMOTO; Akio ORINO; Yukihiro IMAI; Tsutomu CHIBA

doi:10.11280/gee1973b.48.1460

主膵管内発育を伴い,超音波内視鏡下穿刺吸引生検法にて術前診断し得た膵腺房細胞癌の1例

和田将弥, 岡部純弘, 山本修司, 木本直哉, 岡田明彦, 河南智晴, 滝本行延, 織野彬雄, 今井幸弘, 千葉勉

著者情報

和田将弥
京都大学大学院　医学研究科消化器内科学
岡部純弘
神戸市立中央市民病院　消化器センター内科
山本修司
神戸市立中央市民病院　消化器センター内科
木本直哉
神戸市立中央市民病院　消化器センター内科
岡田明彦
神戸市立中央市民病院　消化器センター内科
河南智晴
神戸市立中央市民病院　消化器センター内科
滝本行延
神戸市立中央市民病院　消化器センター内科
織野彬雄
神戸市立中央市民病院　消化器センター内科
今井幸弘
神戸市立中央市民病院　臨床病理科
千葉勉
京都大学大学院　医学研究科消化器内科学

キーワード: 膵腺房細胞癌, 超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(EUS-FNAB), 主膵管内進展, 主膵管内発育, 膵管内腫瘍栓

ジャーナルフリー

2006 年 48 巻 7 号 p. 1460-1467

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.48.1460

詳細

抄録

症例は66歳男性.体重減少,黄疸を主訴に当科を受診した.CTにて膵頭部に8cm大の膨張性に発育する充実性腫瘤が認められた.内視鏡的逆行性膵管造影(ERP)では膵頭部主膵管内に鋳型状の陰影欠損像が描出された.超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(EUS-FNAB)にて膵腺房細胞癌と組織診断され,全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術が施行された.病理組織学的検索では主膵管,副膵管内に腫瘍栓の充満を認め,著明な主膵管内発育を伴っていた.

責任著者(Corresponding author)

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