日本消化器内視鏡学会雑誌
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手技の解説
潰瘍性大腸炎関連腫瘍の内視鏡診断のコツ
樋田 信幸
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2011 年 53 巻 2 号 p. 312-318

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抄録
本邦において潰瘍性大腸炎の長期罹患症例,それに伴うUC関連腫瘍の合併例は,年々増加している.そこで,UC関連腫瘍であるdysplasiaや大腸癌を早期に発見するために,surveillance colonoscopyが推奨されている.しかし,炎症粘膜を背景とするUC関連腫瘍の内視鏡診断は簡単ではない.最近の内視鏡診断技術の進歩により,UC関連腫瘍の多くが視認可能となってきており,施行医は効率的に狙撃生検を行うため,腫瘍の形態などの特徴を熟知しておく必要がある.
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© 2011 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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