原著
関節リウマチと共に生きてきた人の病みの軌跡
キーワード:
Rheumatoid arthritis,
Illness trajectory,
Shared decision making,
Life history,
Treat-to-target（T2T）
2020 年 32 巻 2 号 p. 132-139
詳細
2020 年 32 巻 2 号 p. 132-139
慢性疾患の管理に有用な「病みの軌跡（illness trajectory）」の概念モデルを用い関節リウマチという“病い”を抱えた一人の人のライフストーリーを辿った．患者の視点で共に振り返ることにより患者が抱える課題を理解でき，心理面や生活面を含め必要な支援が詳らかとなった．このアプローチは，患者と医療者の「共同意思決定」の実践に繋がり目標達成に向けた治療（T2T）を進める上で有用であると考えられる．
